研究班

当科では、多岐にわたる耳鼻咽喉科疾患の中で、疾患ごとに専門外来を設け診療・検査を行うとともに、各研究班による臨床に即したさまざまな研究活動を活発に行っております。
各研究班の研究内容をご紹介いたします。

耳科領域

鼻副鼻腔班
1980年代より鼻副鼻腔手術に対して内視鏡を導入した本邦での草分け的存在であり、以前に一般的に行われていた歯茎や眉毛の部分を切開して行う鼻根治手術とは異なり、鼻の生理機能を温存した低侵襲の手術を行っています。近年、内視鏡手術の適応範囲は広がっており、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、副鼻腔嚢胞(術後製頬部のう胞含む)、副鼻腔真菌症は元より、鼻副鼻腔乳頭腫などの易再発性の副鼻腔腫瘍や2015年に難病に指定された好酸球性副鼻腔炎に対しても積極的に手術を行っています。手術件数は年間1000件に上り、ナビゲーションシステムや4Kモニターなど最新機器を使用することで、重症例や再手術例などの難治例であっても、安全かつ的確に手術を行っています。

アレルギー研究斑
アレルギー性鼻炎は、アレルギー反応によって引き起こされる鼻炎です。原因は様々であるため、原因物質であるアレルゲン(抗原)を正確に同定し、副鼻腔炎などの合併症の有無を確認します。生活指導、薬物療法を行いますが、当院は専門治療の実施が可能ですので、希望された患者さんには根治療法であるアレルゲン免疫療法(減感作療法)を導入します。これは、アレルギーの原因物質に対する反応を抑制し体質改善を目指す治療で、皮下注射によるアレルゲン免疫療法と舌の下に内服薬を連日服用する舌下免疫療法があり、どちらの実施も可能です。症状が重症の場合は、下鼻甲介手術や後鼻神経切除術なども併用することがあります。その他に、近年話題となっている「スギ花粉米」をはじめとした様々な臨床研究や、新薬の治験も随時行っています。

鼻中隔外鼻領域
鼻の機能と形態は表裏一体であり、鼻閉を改善させるための鼻中隔手術は一つではありません。当院では、鼻中隔から外鼻まで含めて鼻閉の原因部位を判断し、様々な手法で治療をしています。2018年には形成外科と合同の鼻中隔外鼻センターを開設し、より良い医療を目指しています。

嗅覚領域
日本でも数少ない嗅覚専門外来にて、嗅覚に関するあらゆる疾患の診療と研究を行っています。嗅覚障害の主な原因として、好酸球性副鼻腔炎を含む鼻副鼻腔疾患や感冒後、外傷性などが挙げられます。基準嗅覚検査や静脈性嗅覚検査に加えて、自覚症状のアンケートと嗅覚同定能の検査を用いて嗅覚機能の評価をしっかり行い、患者さんそれぞれの病態とニーズに合った治療法を選んで診療しています。手術・保存的治療(漢方薬を含む)、また治療の一つである点鼻の方法や、生活指導を丁寧に行っています。主な研究としては、科学研究費のサポートにて「小児嗅覚検査の開発」と「次世代拡散テンソルイメージングを用いた匂いの地図の可視化:他覚的嗅覚検査の開発」に取り組んでいます。更に海外も含め、他施設との共同研究にも積極的に取り組んで嗅覚診療の発展に寄与しています。

鼻腔腫瘍・頭蓋底疾患領域
当院で行なっている卓越した手術件数を生かし、Endoscopic Modified Medial Maxillectomy (EMMM)法をはじめとし、Superior Lateral Anterior Pedicle flap (SLAP FLAP)法やTrans-septal Access with Crossing multiple Incisions (TACMI)法などの手術方法を開発し、鼻副鼻腔腫瘍に対して鼻の正常な機能を残したまま、より低侵襲で再発を防ぎ手術を行うことが出来るように力を入れております。 鼻腔悪性腫瘍、頭蓋底腫瘍に対しても、頭頸部腫瘍班や脳神経外科とチームで取り組み、内視鏡で摘出出来るものは積極的に内視鏡下で低侵襲に行い、外切開が必要な場合は開頭や顔面皮膚切開によるアプローチで内視鏡も併用しながら摘出することで、より確実にそして効果的な切除を目指しております。 頭蓋底を切除する手術であっても、耳鼻科と脳神経外科が合同で行うことによって低侵襲な手術を提供できることから、多くの方が1週間前後での退院が可能となります。

耳鼻咽喉科学教室について

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