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金杉英五郎先生御生誕壱百年記念奨学金贈与内規

昭和48年1月
平成5年4月 改正

I.  基 金

金杉英五郎先生御生誕壱百年記念奨学金は、金杉英五郎先生御生誕壱百年記念事業の残金をもってあてる。機会ある毎に基金の増額を計ることとする。

II. 贈与の対象

慈大耳鼻咽喉科会会員で、下記項目に該当する者に、賞状とともに奨学金が与えられる。

1)耳鼻咽喉科展望誌を始めとする耳鼻咽喉科関連雑誌に優秀な論文を発表したもの。

2)耳鼻咽喉科学会又は耳鼻咽喉科関係学会からの特別講演、宿題報告、シンポジウム等の担当者。

3)基礎ならびに臨床研究において卓越した業績を残した者。

III. 贈与人数

1年数名以内とし、当該年度に該当者なき場合は取り止めとする。

IV. 贈与される奨学金

贈与金額は、100,000円とする。なお、基金の著明な増減や物価指数の著明な変動を見た場合には慈大耳鼻咽喉科会において贈与金額の増減につき審議する。

V. 選考について

1)選考の対象期間は慈大耳鼻咽喉科会の会計年度(4月1日〜3月31日)と同一とする。
2)選考は選考委員会が行う。選考の委員会開催に当たっては、主任教授が必要資料を、全選考委員に送付する。その資料に基づいて選考委員は3月末日までに該当資料を慎重に検討し、4月中に開催される選考委員会にて慎重審議の後、決定する。
3)選考委員会の決定の発表は、慈大耳鼻咽喉科会総会において行われ、会長より賞状および奨学金が授与される。
4)選考委員会のメンバー
選考委員会に委員長1名、副委員長1名、委員若干名をおく。選考委員会の委員長は慈大耳鼻咽喉科会会長がこれにあたる。副委員長および委員は、慈大耳鼻咽喉科会会員より選出する。委員の任期は4年とする。ただし、再任をさまたげない。 
5)金杉英五郎先生御生誕壱百年記念奨学金に関する事項一切は、慈大耳鼻咽喉科会会長の責任において慈大耳鼻咽喉科会幹事がこれに当たり、資料ならびに記録を保管するものとする。

金杉賞受賞者リスト

令和5年度 長岡 真人上顎癌進行癌の完全切除方法の検討
結束 寿高齢頭頸部癌患者の治療に関する研究
令和4年度 該当者なし
令和3年度 森野 常太郎中耳の再生粘膜医療に関する一連の研究
令和2年度 茂木 雅臣人工聴覚器に関する一連の研究
大村 和弘新規副鼻腔・頭蓋底手術法の開発に関する研究
令和元年度 三土会なし
平成30年度 中山 次久鼻副鼻腔炎症疾患の病態に関する一連の研究
平成29年度 小森 学小児耳鼻咽喉科に関する一連の研究
平成28年度 森 恵莉嗅覚に関する一連の研究
平成27年度 山本 和央中耳粘膜再生に関する一連の研究
平成26年度 近澤 仁志大脳前庭関連領野に関する一連の研究
濱 孝憲頭頸部がんに関する臨床的・基礎的研究
平成25年度 櫻井 結華代謝疾患と難聴の関連における一連の研究
宇田川 友克内耳の発生・再生に関する一連の基礎的研究
平成24年度 浅香 大也鼻副鼻腔の病態と治療に関連する一連の研究
大櫛 哲史慢性副鼻腔炎における内視鏡下鼻内手術の予後因子および新しい創傷被覆材についての検討
平成23年度 飯村 慈明鼻副鼻腔乳頭腫に関する一連の臨床研究
吉村 剛鼻副鼻腔疾患におけるアレルギーの関与
平成22年度 和田 弘太粘膜再生ならびに好酸球の活性化に関する一連の研究
平成21年度 谷口 雄一郎粘膜再生にかかわる基礎的ならびに動物実験的研究
平成20年度 森脇 宏人睡眠時無呼吸症候群に関する一連の研究
平成19年度 内水 浩貴中耳粘膜の炎症性変化が中耳腔全圧に及ぼす影響
平成18年度 波多野 篤鼻副鼻腔疾患に対する内視鏡下鼻内手術の適応拡大に対する一連の研究
平成17年度 松脇 由典難治性副鼻腔炎における好酸球ならびに真菌の関与に関する一連の基礎ならびに臨床研究
平成16年度 吉川 衛鼻副鼻腔領域における炎症性病態の形成に関する一連の基礎研究
平成15年度 田中 康広癌の免疫療法に関する一連の研究
平成14年度 辻 富彦耳管に関する一連の研究
平成13年度 島田 千恵子慢性副鼻腔炎における staging の試みとその評価に関する一連の研究
野原 修スギ花粉症に対する基礎的および臨床的研究
平成12年度 千葉 伸太郎睡眠時無呼吸症候群に対する一連の研究
平成11年度 鴻 信義内視鏡下鼻内手術、特にナビゲーション手術についての一連の研究
平成10年度 柳  清慢性副鼻腔炎の病態と治療に関する一連の研究
三谷 幸恵小児の滲出性中耳炎に関する一連の研究
平成9年度 春名 真一小児副鼻腔炎の手術的療法に関する一連の研究
小島 博己細胞の増殖・分化に関する一連の研究
平成8年度 八代 利伸前庭領域の眼球反対回旋運動に関する一連の研究(金杉賞)
部坂 弘彦音声言語に関わる診療ならびに教育における業績(耳鼻咽喉科学教室賞)
平成7年度 林 成彦診療部門における業績(慈大耳鼻咽喉科会賞)
遠藤 朝彦外来診療および臨床治験における業績(耳鼻咽喉科学教室賞)
平成6年度 青木 基Anatomic relationships between Ostman’s fatty tissue and eustachian tube
平成5年度 中島 庸也耳鼻咽喉科学領域の感染症に関する一連の研究
平成4年度 深見 雅也実験的副鼻腔炎に関する研究
平成3年度 上出 洋介反回神経麻痺の研究
平成2年度 山口 展正Histopathologic Study of Otitis Media in Individuals with Head and Neck Tumors
永倉 仁史大気汚染物質の気道粘膜におよぼす影響についての形態学的研究一鼻粘膜の異物透過性に与えるオゾンの影響について一
昭和63年度 真崎 正美Effects of Otic Drops on Chinchilla Tympanic Membrane
金子 省三頭頸部再発・転移癌に対する化学療法への評価
昭和62年度 清水 佐和道ヒト胎児中耳腔の発生について一妊娠 16 週より 36週の観察標本より一
石井 正則Autonomic Effects on R-R Variations of the Heart Rate in the Squirrel Monkey : An Indicator of Autonomic Imbalance in Conflict Sickness
昭和61年度 加藤 孝邦頭頸部癌の画像診断一X線 CT による喉頭・下咽頭・頸部食道癌の診断一
井上 秀朗塩酸リドカイン静注の場電図に対する影響
小沢 仁大気汚染物質の生体影響に関する免疫学的研究ーオゾン暴露によるマウスの IgE抗体産生の変動一
昭和60年度 斉藤 建慢性中耳炎耳小骨における骨病変一病的脱灰についての検討一
江崎 史朗中耳慢性炎症病態の側頭骨含気蜂窩発育に及ぼす影響に関する動物実験的研究
昭和59年度 大前 隆人下鼻甲介粘膜における自律神経終末の組織化学的研究
森山 寬Bone resorption factors in chronic otitis media, etc.
昭和58年度 登坂 仁中耳真珠腫の成因に関する実験的研究一外耳道刺激における鼓膜の形態的変化について一
今井 透Enhancement of IgE antibody production by ovalbumin aerosol in mice
昭和57年度 杉田 尚史中耳真珠腫上皮の増殖に関する研究
青木 和博中耳病態の側頭骨含気蜂窩発育に及ぼす影響
昭和56年度 白幡 雄一各種内芽の骨破壊に対する影響 実験的中耳真珠腫と骨破壊
佐野 真一実験的中耳真珠腫
宮島 逸郎Tympanic Mucosala Fold の臨床解剖学的研究
昭和55年度 堀内 博人二酸化窒素のハムスター、ラットおよびマウスに対する影響 一鼻粘膜病変を中心にして一
昭和54年度 大戸 武久上顎洞粘膜上皮に関する走査電子顕微鏡的研究
昭和53年度 梅澤 祐二慢性中耳炎における外耳道後壁再建法
昭和52年度 金杉賞なし
昭和51年度 萩沼 泰三耳鼻咽喉科領域疾患と生静電位について
大櫛 弘篤慢性副鼻腔炎の術後管理と予後に関する臨床的研究
昭和50年度 平原 政太郎プラスチック光学繊維の耳鼻科照明への利用について
島田 和哉慢性副鼻腔炎の保存的療法と保存的手術の限界, etc.
昭和49年度 冨田 善治慢性鼻副鼻腔炎におけるマイコプラズマの感染論的検討
昭和48年度 山﨑 可夫耳鼻咽喉科領域における歯科口内法レ線撮影の応用一歯性上顎洞炎を中心にして一歯性上顎洞炎について
大西 俊郎耳鼻咽喉科領域のサルコイドーシスについて
昭和47年度 岡田 諄耳鼻咽喉科領域における航空性疾患について
河合 宏情動のおよぼす催奇性について
昭和46年度 内田 豊創面及び悶芽面の取り扱い方について
高田 龍三鼻汁蛋白の免疫電気泳動的研究
昭和45年度 堤 昌己ヴィディアン神経切断について
昭和44年度 名越 好古Congenital Laryngeal Stridor について
本多 芳男気管切開の後遺症について
昭和43年度 加藤 寅二郎原点叩打法について
昭和42年度 瀧野 賢一(映画)「Evaluation of Broncho-esophageal Findings with Endoscopic Movie」16 mm, color
足川 力雄高度視力障害をきたした数症例について
堤 昌己慢性副鼻腔炎の治癒の判定基準
樋崎 亨気嚢腫及び前頭洞の術後性再発について
斉藤 和夫鼻副鼻腔における osifing fibroma について

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