はじめまして!!慈恵医大付属病院初期研修1年目の山﨑雄介と申します。私は今年3月に慈恵医大を卒業し、4月より東京慈恵会医科大学附属病院で初期研修医を始めました。10月1日より耳鼻咽喉・頭頸部外科ローテートしています。
今回、学生時代から講義や病院実習でご指導いただいている大村和弘先生に10月12日の朝10時より「世界一になるための外科医の在り方」をテーマにZOOMにて熱いご指導をしていただきましたのでブログでシェアさせていただきます。今後、慈恵医大で初期研修を考えている医学生、慈恵の耳鼻科ローテートを考えている研修医の参考になれば幸いです。
大村先生は鼻副鼻腔腫瘍や頭蓋底手術を専門とし、TACMI法やDALMA法など12種類の新しい術式を考案し手術指導のために世界中を飛び回る、まさに“外科医の王道”を歩まれている先生です。現在University of North Carolina, Department of otorhinolaryngologyに留学し、新術式の考案や手術指導を行っていらっしゃいます。大村先生には6年生の病院実習がCOVID-19の影響で病院実習が中止になりレポート課題で代用になる中、タコ糸とウェブカメラを自宅まで送っていただき‼縫合実習や集中講義をしていただきました。(詳しくは2021.02.02ブログをご参照ください)
今回のミーティングでは「技術の発達に時間・努力を惜しまない」という世界一の共通点を教えていただきました。ミーティングを通して、自宅での縫合のコソ練など技術面だけではなく、手術に参加する際にも手術工程、手術終了時のイメージを追っているだけでなく、執刀医のメスを入れる方向、角度など手術操作の1つ1つの意味を考え理解すること、理解したことをノートや手術記録に残すこと、つぎは執刀できるレベルまで術式への理解を高めることなど世界一になるためにできることはまだまだあると感じました。また手術に参加することは執刀医が死地に立ち向かい乗り越える様を体感する可能性がある場であり、緊急手術などに積極的に参加し何百分の1来るかどうかの死地を待つ姿勢も大切であると教えていただきました。
大村先生のブログでの記事はこちら