挑戦者に聞く。

はじめまして。今回ブログを担当させていただきます、慈恵医大レジデント1年目の北村佳奈と申します。

4月末で、本教室の森恵莉先生が医局長を退任なさいました。

コロナ禍で、100人を超える医局員をまとめていくことは、とても大変な任務だったと想像に難くないですが、森医局長のリーダーシップのもと、ここまで乗り切ることができました。本当にお疲れ様でした。

私が初めて森先生にお会いしたのは、昨年の6月に見学にうかがわせていただいた時でした。男性医師の多い医局で女性が医局長の任務についていることにも驚きましたし、さらに森先生がとてもオーラのある美しい女性で驚きました。

森先生から慈恵医大の医局について、また先生のキャリアパスや耳鼻科の魅力についてのお話を伺い、鼻の手術や研究に対して情熱的な姿が本当にかっこいいなと憧れました。なかなか、大学病院の第一線で手術にも研究にも取り組まれている女性医師にお会いして、お話を聞く機会はないので、とても刺激となりました。

森恵莉先生は鼻副鼻腔手術や嗅覚の研究において世界でもトップクラスの先生です。2021年2月号のDOCTOR’S MAGAZINEの「挑戦者に聞く。」というコラムにて特集されています。力を入れて取り組まれていらっしゃる好酸球性副鼻腔炎の手術に対する思いや、ご自身のキャリアパスについてのお話が掲載されています。まだ女性医師の数が少なかった時代に、外科系の道で働いていくことは苦労も多かったそうですが、常に第一線でご活躍され、慈恵医大の耳鼻咽喉科を引っ張ってきてくださいました。

本年度、入局させていただいたレジデント10人のうち、女性は5人です。森先生が道を切り開いてくださったように、慈恵医大の耳鼻咽喉科に貢献し、女性医師のパワーを見せていけるように励んでいきます。

森先生、医局長お疲れ様でした。

レジデント１年目　北村佳奈