大村和弘が第34回頭蓋底外科学会優秀論文賞 受賞
この度、鼻腔癌に対する経鼻内視鏡頭蓋底手術の際に、最も大切な頭蓋底再建方法として、我々の硬膜の縫合を用いた4層再建方法を報告した論文が、日本頭蓋底外科学会の優秀論文賞に選ばれました。
世界中で現在もやられている一般的な方法ですと、術後の髄液漏が5-10%程度に発生し、発生しないにしても術後に背中にLumber Drainという髄液をドレナージする管を入れるため、ベット上の安静を数日強いらることが多いです。(施設により管理方法のばらつきがかなり多いです)
我々の方法を用いることで、そのようなことを必要とせず、翌日から安静度は自由となり更に髄液漏の割合も0%にすることができる非常に画期的な方法です。当院の脳神経外科准教授の石井雄道先生の開発された硬膜縫合をご本人よりご指導賜り、耳鼻科領域の疾患にもこの方法を適応し改良することができました。我々は引き続きより低侵襲の手術を目指して精進いたします。
大村先生おめでとう。
鴻 信義
日本頭蓋底外科学会の優秀論文賞に関する内規 http://www2.convention.jp/jsbs/iinkai/ronbun.html
1.趣旨頭蓋底外科学の発展と若手頭蓋底外科医の育成を目的として、学術雑誌に掲載された頭蓋底外科に関する論文の中から優秀なものを選び、その著者に優秀論文賞を与える。
2.選考対象および基準45歳以下の本学会会員が筆頭著者となり前年に掲載された頭蓋底外科に関する国内外の学術雑誌の原著論文を対象として、原則として4編(脳神経外科学分野2編、耳鼻咽喉科頭頸部外科学分野1編、形成外科学分野1編)を選出する。
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