第60回日本鼻科学会総会にて 第28回鼻科学会賞を大村和弘が受賞 若手奨励賞を細川悠・鄭雅誠が受賞
2021年9月23日・24日・25日の三日間で第60回日本鼻科学会総会・学術講演会が滋賀で行われました。コロナ禍であるもののハイブリッド開催となり、久しぶりのオンサイトでの発表も可能である学会開催となりました。
この度45歳以下で鼻科学に関する国内外の学術誌及び学会で優秀な発表をした学会員(日本鼻科学会賞規定 改変)に対して送られる鼻科学会賞を大村和弘 (H16卒)が受賞いたしました。当教室員からは今まで2名が受賞した非常に栄誉ある賞であります。学会初日の昼に、授賞式及び受賞講演が行われ、
【鼻腔腫瘍の局在別の術式選択の一案 および 新規術式開発への情熱と開発経緯】
と題し、大村君の専門であり日本で一番多くの症例の手術を行っている鼻副鼻腔腫瘍に対して、新たに開発したオリジナル術式10個の紹介、そしてどのようにその術式を着想したのかという開発経緯を発表しました。講演の最後には彼がライフワークとして行っている東南アジアに対する14年間にわたる医療ボランティアの報告もあり、全国の耳鼻咽喉科医師35名、看護師12名、医学生10名とともにカンボジアを訪れ技術協力をしている様子を報告しました。
その他には慈恵医大耳鼻咽喉科教室からは、シンポジウムとして、鴻 信義、森 恵莉講師、大村和弘講師、久保木章仁、細川 悠、関根瑠美が担当。ランチョンセミナーとして鴻 信義、森 恵莉講師、大村和弘講師が担当。一般演題を10演題発表いたしました。
一般演題の中から
鄭 雅誠 (H22卒)【異嗅症患者の嗅覚閾値検査成績傾向と嗅覚検査の限界】
細川 悠 (H22卒)【Modified cutting and suture techniqueによる経鼻的鼻中隔前弯矯正術の治療成績】
この2演題が若手奨励賞をいただくこともできました。
創立129年を迎え、医局員が144人となり、日本で最古かつ最大の耳鼻咽喉科として引き続き医局員がそれぞれの研究テーマを持ち世界に発表できるような教室を維持していきたいと思っております。
鴻 信義
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