髙橋昌寛先生が、第33回日本耳科学会総会・学術講演会にて『第2回YIA（Young Invetigator Award）』を受賞しました。

　このたび、当教室の高橋昌寛先生が、第33回日本耳科学会総会・学術講演会にて、第2回　YIA(Young Investigator Award)　を受賞しました。全国の医育機関から推薦された40歳以下1名ずつの演題が予備審査され、上位評価された演題のみ本学会で発表の場を与えられます。それらの発表演題が学会会場で審査され、受賞者が決定されました。

　受賞発表のタイトルは「Augmented Reality（AR）を利用した中耳真珠腫に対する術式選択の新たな試み」です。

　髙橋先生、受賞おめでとうございます！
　受賞内容の要約を髙橋先生に作成して頂きましたので、以下に掲載します。

　中耳真珠腫を治療するためには原則手術が必要となり、内視鏡を用いた耳の中から行う手術が増えています。しかし内視鏡手術が可能かどうか判断することが難しい症例があるがひとつの問題でした。この度、Augmented Reality（AR）：拡張現実を用いることで適切な術式選択を行うことを提言しました。ARは肉眼で見ることのできる風景にCGで作られた画像を重ね合わせて表示する先端技術の総称であり、ポケモンGO®︎などのエンターテインメント分野での活用が有名です。今回、ARを用いて真珠腫の範囲を内視鏡画像上に投影することで適切に術式選択行えることを発表しました。これからもより良い真珠腫治療を目指していきます。